熊本県立玉名高校 同窓会会長の徒然日記

頼まれごとは試されごと^ ^

遺伝子組換え食品への反対意見をアップしたので、次は公平を期するためモンサント社の見解をアップします。

昨年8月モンサント社はこんなコメントを出していました。

それに対して先ほどアップした判決結果が、今年に入って出たわけです。

 

『グリホサートに関する陪審員の誤見について
2018/08/13

 
モンサント副社長 スコット・パートリッジ(Scott Partridge, Monsanto Vice President)

ドウェイン・ジョンソン氏 対 モンサント・カンパニーの裁判を受けて、皆様同様に、ジョンソン氏に対しまして当社一同より心からお見舞い申し上げます。また、ジョンソン氏ご家族の心中もお察しすると同時に、疑問に対する解答を求めていらっしゃることを理解しています。

解答はグリホサートではありません。グリホサートは発がん物質ではありません。陪審員は間違った理解をしており、当社としては、陪審員の評決に対して上訴し、農業生産者やその他関係者に不可欠なツールであるグリホサートを積極的に守り続けてまいります。上訴審においては科学が勝つと確信しています。

陪審員の評決が科学を変えることはありません。グリホサートには、40年以上に渡り安全に使用されてきた歴史があります。この間、研究者達はグリホサートががんを引き起こさないことを立証する800以上の科学的な試験研究と検証を実施してきました。米国立衛生研究所(NIH)および国際連合食糧農業機関世界保健機関(FAO/WHO)合同残留農薬会議(JMPR)は、両者ともにグリホサートが発がん物質ではないことを最近、再び断言しています。米国環境保護局(EPA)や欧州、カナダ、日本、オーストラリア、韓国、その他の規制当局は、承認された農薬製品を定期的に審査しており、グリホサートは発がん性がないということを一貫して再表明しています。

科学を議論せずに、原告弁護士は、繰り返し事実を歪曲し、陪審員を煽るために根拠のない、悪質な感情的アピールを行いました。本件における原告弁護士の行為には非常に心を痛めています。裁判官は、数回に渡り本行為を戒め、これらの発言を無視するよう陪審員に指示しました。本行為が不当に陪審員の評議に影響を与えたことを懸念しており、上訴審では本問題について取り上げる予定です。

原告弁護士は、彼らが科学では勝てないことを認識しています。本訴訟は、国際がん研究機関(IARC)という一組織のみの決定に基づいています。IARCは規制当局ではなく、独立した研究を行っていません。IARCは、ビール、肉、携帯電話、コーヒーに発がん性があると分類した組織です。ロイター(参照1&2)およびロンドン・タイムズ(世界最古の英国新聞)による調査報告書によると、グリホサートを審査したIARCのメンバーが重要な科学的データを隠蔽し、主要研究の結論を編集し、米法廷弁護士と密接に調整していたことが明らかになっています。

2015年に発表されたIARCの決定後、法廷弁護士はモンサントに対する訴訟を起こすために公募による広告キャンペーンを開始しました。IARCの決定以前は、グリホサートをがんの起因とする訴訟はありませんでした。これらの訴訟数件に責任を有する連邦判事は最近、原告の証拠は「薄弱」であり、IARCの意見に基づいて裁判に訴訟を持ち込む弁護士は全て「手ごわい挑戦」に直面すると述べました。

当社は今後控訴の申し立てをします。申し立てに関する裁判所による判決に従って、必要に応じてカリフォルニア州控訴裁判所へ上訴します。当社は科学が最終的に勝つと確信しています。農業生産者やその他関係者にとってグリホサートを成分とする農薬は非常に重要であり、根拠のない訴訟をそのまま放置しておくわけにはいかないのです。

本文書の正式言語は英語であり、その内容につきましては英語を優先します。原文は本社のウェブサイトをご参照下さい。

 

『農作物の種子
 
モンサント・カンパニーは、農業生産者により良い種子を提供することに取り組んいます。私たちはこれを世界的な育種プログラムを用い、それぞれの地域環境に最適な植物を探し続けることで成し遂げています。場合によっては遺伝子組換え技術を用い、乾燥への優れた耐性、除草剤耐性、害虫抵抗性といった有用な形質を植物に持たせます。

モンサント・カンパニーが農業生産者の皆様へ提供している種子は、穀物としては、アルファルファ、カノーラ(西洋ナタネ)、トウモロコシ、ワタ、ソルガム、ダイズ、テンサイ、小麦の8種類があります。このセクションでは、それぞれの作物と、モンサント・カンパニーが農業生産者の皆様へ提供している種子製品ついてご紹介します。

遺伝子組換え作物が商業栽培されていない国では、従来品種の種子を提供しています。従来品種の種子は交配、すなわち非常に優れた特性を持つ親同士を掛け合わせて、その地域に最適の特性を持つ子孫を作ることで生まれます。例えばフランスでは、非遺伝子組換えのハイブリッドトウモロコシを販売しています。

遺伝子組換え技術が農業生産者に広く受け入れられている国では、従来品種と遺伝子組換え品種の両方の種子を販売しています。遺伝子組換え種子の場合には、植物の遺伝子を組換えることで導入された、下記の形質のいずれかを持っています。

除草剤耐性(Roundup Ready®作物)
害虫抵抗性(VT Triple PRO®トウモロコシ、INTACTA RR2 PRO®ダイズ、Bollgard II®ワタ)
乾燥耐性(DroughtGard®トウモロコシハイブリッド)
農業生産者の皆様は毎シーズン、数多くの企業を評価した上で取引先を決定しています。私たちは、何百万人もの農業生産者やその家族の皆様がモンサント・カンパニーに信頼を寄せ、当社の製品を購入してくださっていることを誇りに思っています。』